食べる事は生きること。
最近、自分で食材を調理してご飯を作って
そして食べるという当たり前の事が
どれだけ大切な事かという事に気付きました。
元々「食べる」という行為にあまり興味がなくて
生きていけるなら、食べ物なんて何食べても同じだと思ってました。
料理とはきっと生きるために絶対必要な事で
食べるとは、生きる事なんだなぁと
30年近く生きてきてやっと気づきました。
昔の私は今呼吸をしている事だけで精一杯で
明日の事を考える余裕もなかった。
いつになったら私は赦されて、この地獄から解き放たれる時がくるんだろう。
その瞬間を自ら迎え入れようとしたこともあったけど
結局また明日も会いたい人がいたり
見たい景色があったり
聴きたい音楽があったから諦められなくて、生きてきた。
そんなだったから、食べる事なんてどうでもよかったのかなぁ。
丁寧に生きる心の余裕なんて何処にもなくて
何かに感謝する余裕もなかったんだろうね。
美味しい物を「美味しい」って感じて食べれる事の大切さ。
きっと美味しい物を食べても美味しいと感じられない状態や
環境ってあると思うから、そういうのも全部ひっくるめて
凄く今は恵まれていて、幸せなんだろうなぁって思ったのでした。
料理する事はきっと、生きる為の責任(といったら重苦しいけど)みたいな物で
自分が生きる為に犠牲になった命への感謝の形でもあると思いました。
沢山作って、美味しく食べよう。