未来への手紙

なんだか少し前から

日記に何を書いたらいいのか分からなくて

何も書けないでいた。

今までもたまにこういう現象に陥る事があったから

あまり気にしていなかったけど

最近なんだかまた書きたいなぁと思うようになってきた。

誰に見せるでもない、自分が見るだけの日記なら

私はいつでも書いてる。

ノートをいつも持ち歩いてるから、言葉はいつでも書き留めておける。

だけどネット上の『人も見る』用の日記は

たまに書く事が難しいと感じる事がある。

それは自分だけが良ければ良い世界ではないから

色々な配慮を忘れずにいなくてはいけない。

そんな事を考えていると、好きに書く事も自分勝手のように思えて

次第に何も書けなくなっていくんだ。

それなのに最近になって、また書きたいと思い始めたのは

昔の自分がどう生きていたのか知りたいと思ったからだと思う。

今こうして書いておくことは

多分未来の自分への手紙なんだろう。

昔はただ、自分がここにこうして生きている事と

生きた足跡が残したくて書いていた。

先の事なんて何もわからないから

いつ死ぬかもわからないから

何か形に残しておきたかった。

だけど私は今、これからを生きる事を前提に日記を書いている。

遠い未来の自分が、今自分が書いた文章を読んだら

どう思うんだろう。

それがすごく興味深い。

少しずつ前を向けるように

過去にばかり目を向けていないで

歩いていきたい。