blogについて

最近、自分にとってweb上で日記を公開する事は

一体なんぞやと考える事が増えてきました。

日記を書き始めた当初、私は自分の生きた足跡(というと大袈裟ですが)を

どこかに残したくて日記を綴っていました。

他にも普段なかなか会えない友人たちへの近況報告等も兼ねてましたが

基本的には自分の為に

その時の自分の精神状況や、状態、思った事や感じた事

その日見た景色や聴いた音楽、その他沢山の『自分の事』を

嘘偽りなく書いていました。

嬉しかった事や楽しかった事だけじゃなく

辛かった事、嫌だったことも書いていました。

生きていたら楽しい事や嬉しい事だけじゃないから

それ以外の『マイナス』を書かずにいることは

なにか違和感を覚えたのと、なんだか綺麗ごとばかり綴っているようで

嫌だったというのもあります。

そして一番の目的は

小さな自分という存在を誰かに知らせたくて

生きてる事を伝えたくて、書いていたのだと思います。

だからweb上という場所を選んで書いていたのだと。

そういった私の日記はとても人間臭く

共感される事も多いのですが、否定される事も多く

「そんな事なんで日記に書くの？」と

思われる事も多かったのだろうと思います。

特にマイナスな内容の日記はそれに当たります。

今考えると昔の私の日記は

とても自由で、ある意味自分勝手でした。

周りの心配をよそに

自分の進みたい方向に突っ走っていくような

そんなイメージです。

そんなコンセプト(…って程のものでもないのですが)の中

書かれていた当時の日記と

今の自分の書く日記は、明らかに目的が変わって来ている事に

最近気付きだしました。

今の私は、誰かに自分がここで息をしている事に気付いて欲しいとか

生きている事を伝えたいとは思わなくなりました。

それは多分、自分が生きている事に

少なからず自信が持てるようになったからだと思います。

人に伝えなくても、自分がそれを感じられていればそれでいい

そう思えるようになってきたのかもしれません。

じゃあ今の私はなんのために書いてるのかと言えば

恐らく近況報告。これだと思います。

そんな風に変わっていくと

無邪気になんでもかんでも書いていた日記も

変わっていきます。

自分のふるいからこぼれ落ちる

多分『書くべきでは無い事』は

自分の中に留めていくようになり

辛い事や嫌な事も

周りを心配させたり、不愉快な気分を伝染させるだけならば

書く必要もないだろうという判断になっていきます。

これは自由に書けなくなったのではなくて

私なりの変化の一部。

落ち着いたといえば落ち着いたのかもしれません。

なんだか長々と分かりにくい文章を綴ってしまいましたね～。

だけどこれからはそういう形で日記を書いていきたいと思います。