どうしても書いておきたい事。
生きてるうちに、どうしても書いておきたいと思っている事がある。
それは、私が20代半ば~後半にかけて苦しめられていた病
『情緒不安定性パーソナリティ障害』の事。
これまでにも何度か文章にしようと思い、書いたりはしてきたけれど
どうしても途中で纏まらなくなり放置してしまっていた。
それを何度も何度も繰り返しているのだけれど
それでもやっぱり「書き残しておきたい」という想いが強くある。
何故そう思うのか、自分でも考えてみたけれど
きっと私は、忘れたくないからだと思う。
正直、暗くて辛い、闇の時代だった。
だけど私にとっては大切な記憶なんだと思う。
今の私が生きているのは、あの過去があったからだ。
あの時間が無かったら、今の私にはなっていない。
そして、あの頃の自分に価値を持たせてあげたいとも思う。
病気が寛解状態になってから気付いた事がある。
病気じゃない普通の人達が、当たり前に経験していく色々な出来事を
私は経験しないまま、大人の年齢になってしまったのだと。
それはとても悔しい事でもあるし、虚しい事でもあって
自分を情けない人間だと思っていた事もあった。
何もない空っぽな人間だと…。
だけど私も何もしていなかった訳じゃない。
あんなにも必死に、一生懸命生きていた。
消えたいと思いながらも、必死で生きる術を探していた。
私にも、私だけが見てきた世界がある。
同じように精神疾患を抱えながらも生きている人達との世界。
こんな世界もあるんだと、色々な人に伝わればいい。
そして、私の過去は決して無駄ではなかったと
自分自身が認めてあげるために。
病気が寛解してからの私しか知らない人が読んだら
驚くような内容ばかりになってしまうかもしれないけれど…。
こんな事あったのか!なんだコイツ、おもしれーな!と思って頂けたら幸い。