Sanctuary*

育児と編み物と音楽と。 日常の事を綴ってます。

いつの日か幼い愛は 抜け殻を残して飛び立つ時を待っていた。

相方と一緒に住みだして、約半年が経った。

実は私は20歳くらいから実家を出て

当時付き合っていた彼氏と一緒に住んでいた。

一緒に住んではいたけれど

同棲という程のしっかりした生活ではなく

それはそれは甘えに甘えきった日々を過ごしていたように思う。

生活費等は自分たちでなんとかしていたものの

自炊は全くしていなかったし、掃除も洗濯も適当で

本当、家事らしい家事は全くしてこなかった。

そんな自分を振り返ってみると

本当に幼かったなぁと思う。

生活するとは、きっとああいう事ではないなぁと今は思う。

だけど当時の自分達を全て否定したりしている訳ではなくて

あの時の私達は、しっかり生きていたと思っている。

本当に不器用だけど、必死に生きてた。

…だけど気が付いたら私だけがその生活を終わらせて

全く新しい場所で新しい生活を始めてた。

今も不器用で、幼い事には変わりないけれど

ちゃんと生活する事がどういう事なのか

すこしずつ分かってきたような気がする。

料理って楽しい事だったんだね。

知らなかった。

掃除ってこういう事だったんだね。

今更教えてもらったよ。

私は今までずっと

限られた小さな小さな世界で生きてたみたい。

新しい世界や視野を、沢山教えてくれた相方に

本当に感謝してる。

変わる事に不安を感じる事もあるけど

あなたと一緒に変われるのなら、不安にも立ち向かおう。

それは、きっと楽しい。

きっと、幸せだ。

…だから今までの私に小さなありがとうをね

こっそり置いていくよ。

(※タイトルはCoccoの『やわらかな傷跡』より。)