Sanctuary*

育児と編み物と音楽と。 日常の事を綴ってます。

11/2 Coccoエメラルドツアー Zeep Tokyo

行って参りましたエメラルドツアー初日!

仕事もお休みを頂いてライブへの準備は万端。

玻璃の花Tシャツを重ね着してZeep Tokyoへ。

15:30くらいに現地到着。

物販は16:00からだったのですが既に結構な人だかりが出来てました。

だけど前の方に並べたので、物販は割とサックリ終了。

毎回大人気のガチャガチャは今回も長蛇の列になってましたが

割と早めに並んだお陰でこちらもサックリ終了。

一番欲しいと思っていた物が一発目で出たのでもう幸せでした

具体的なグッズ紹介等は別の記事にまとめます(笑)

さて、今回のライブは整理番号順に入場になっており

割と早めの整理番号のチケットが奇跡的に当選したので

これは前に行って観るしかない!!と気合をいれておりました。

会場内に入ってみると、結構前の方の位置を確保でき、

女子率が非常に高いCoccoライブでもあるので

前に背の高い方もおらず、視界は良好。

あっちゃん(Coccoの愛称)までの距離は多分10Mもないと思われます。

あっちゃんが登場するまで、ひたすら立ったまま待つ…。

相方曰く、かなり挙動不審だったようです(笑)

自分でもテンパり過ぎだと思ったけどね…へへへ(ぇ

スタート時間より15分くらいおしてCocco入場。

定番の白のキャミワンピースでした。

肩のあたりに赤系の柄の紐(りぼん?)がふわふわ。

毎回あっちゃんのワンピースは可愛い。

(※以下思いっきりネタバレしているのでライブ未参加の方は要注意!)

セットリストです↓

01:ニライカナイ

02:首。

03:強く儚い者たち

04:Light up

05:十三夜

06:カウントダウン

07:4×4

08:クロッカス

09:のばら

10:カラハーイ

11:あたらしいうた

12:焼け野が原

13:樹海の糸

14:三村エレジー

15:Spring around

16:Stardust

17:眠れる森の王子様~春・夏・秋・冬~

18:蝶の舞う

19:絹ずれ~島言葉~

20:玻璃の花

Coccoの曲を少しでも聴いたことがある方は

このセットリストを見れば何を意味するか分かるはず…。

そう、激しいロックばかりだって事に!!

1曲目のニライカナイから、物凄い破壊力です。

3年ぶり(2年ぶりとか前の日記で書きましたが3年でした)に

またこうしてCoccoのワンマンライブに来れた事の感動と

Coccoがそこにいて歌っている事に感動して既に一曲目から涙…。

隣にいた女の子も、前にいた二人組の女の子も

皆泣いてた。

Coccoは命をかけて歌ってると言っているだけあって

歌ってる様を見ると、本当に圧倒されて

身動きが取れなくなる。

Coccoの表情や動きのひとつひとつを、全部脳みそに刻み込みたくて

いつもまばたきする事すら勿体無いと思う。

髪の毛の動きまでよく見えるような距離にいるのだから

全てこの目に焼き付けたい、本気でそう思うくらい

集中して観てた。

カウントダウンをバンドで聴くのは実は今日が初めて。

先日440で聴いたけど、バンドが入るとより楽曲の良さが際立って

バンドメンバーの力を思い知る。

勿論アコギとパーカッションだけの440ライブも素晴らしいけど

バンドはバンドで最高だった。

私はあの曲を歌う時のCoccoの表情が好き。

特に最後の「撃ち殺してあげる。3.2.1...」のあたり。

半分笑っているような、でも目は怒りに満ちてて

狂気すら感じるあの表情。

完全に曲に「入って」歌ってるから、多分本人は無意識だろうけど

あの集中力は本当すさまじいと思う。

クロッカスからあたらしいうたまでは優しくて可愛い曲ゾーン。

さっきまでの狂気に満ちたロックとは一変してほんわかキュート。

このギャップもCoccoの魅力。

のばらでは早口言葉を歌う部分があるのだけど

その部分を一生懸命歌うあっちゃんが超可愛かった(笑)

歌い終えたら何やら拍手まで湧いてたし。

カラハーイではCoccoライブでは非常に珍しい手拍子も。

Coccoのライブは直立不動の方が多いのです(私含め)

恐らくあの迫力で歌われると身動き取れないのかなぁと予想。

少なくとも私は圧倒されて動けないタイプです。

今回は60分ライブと名前がついてるくらいなので

時間があまりないせいか、MCは少な目。

喋ってる時間を歌に回したいっていうあっちゃんの姿勢が伝わってくる。

でもあっちゃんのMCも大好きなんだよ。

MCでは

「この間ライブツアーの事ばかり考えて道を歩いてたら

Coccoさんですよね?って話しかけられたのに否定も肯定もせず

ガン無視してしまった。無視したことにも気づかないで

家に帰ってお風呂入ってたら思い出して気付いた。

サービス悪くて申し訳ない。だから歌います」って話と

自己紹介しようとして

「やばいゲップでそう、背中叩いて~」って言ったくらいで

ほぼずっと歌いっぱなしだった気が…。

バンドメンバー紹介も堀江さんにムチャブリして紹介させてたし(笑)

相変わらずフリーダムだったけど、歌う事に一生懸命なのがCoccoらしい。

Coccoはずっとずっと「一番ライブがやりたい」って

色々なインタビューで答えてたのを私は知っている。

体力的な問題やその他色々な理由でワンマンのツアーは出来なくて

フェスに沢山参加して、リハビリをしていた事も知ってる。

あの細い体で(多分体重は30キロ前半か、20キロ後半くらい?)

あの声量で、立ちっぱなしでMCも殆ど挟まず歌い続けて

私はそれだけでも見ていて涙が出てしまう。

「生きてる」っていうのが伝わってくる。

一曲一曲全ての曲に対して今できるすべてのパワーで歌うから

色々なものが伝わってくるし、励まされるし、赦される。

そしてこういうスタイルで歌える人はそういない事も知ってる。

だから私はCoccoがたまらなく好きなんだと思う。

歌だけじゃなくて何やるにもまっすぐで、全力疾走。

彼女は止まる事なんて知らない。

焼け野が原からまた激しい曲たちへ。

勿論生で聴いたの初めて。

未だにMステの映像が脳裏に焼き付いてて

活動休止のあの感じを思い出して、泣いた。

だけど今またこうしてあっちゃんが歌ってくれる事が嬉しくて泣いた。

ただ、ひたすら泣いた。

樹海の糸は今日聴いて改めて、Coccoらしい良い曲だなぁと思った。

優しさの中に眠る静かな狂気。

愛情の後ろ側にある憎しみ。

こんな感情を表現できる事が本当に凄いと思う。

生で聴きたかったStardustも歌ってくれた。

今回のエメラルドというアルバムの中で

ニライカナイと玻璃の花に次ぐくらい好きな曲。

歌詞が今の私にぴったりで

聴いてると生きてていいんだと赦される曲。

途中、きっとCoccoの目の前には沢山の流れ星が見えてるんだろうなと

思える瞬間があった。

青い光の中で泳ぐように歌うCoccoは美しかった。

ここから先の選曲は本当に憎くて

絹ずれで、一瞬終わるのかな?って思ったけれど

玻璃の花を歌ってない事に気付いたら、次の曲が玻璃の花だった。

あぁ、終わるってその時確信した。

時が止まればいいって思った。

玻璃の花を歌い切ったら、泣きながら

「ありがとね」って言って

そのままその場に泣き崩れて、暫く立ち上がる事が出来ないくらい声をあげて泣いてて

こんなに泣いたCoccoは初めて見たから、本当にびっくりした。

でも、泣き崩れるCoccoに対してバンドメンバーは

優しく手を取って立ち上がらせてくれて

その間観客はただ拍手をして待ってた。

誰も「頑張って」って言わなかった。

まるでもう十分すぎるくらい頑張った事を皆解ってるみたいだった。

それが優しくて、涙が止まらなかった。

バンドメンバーとCoccoが手をつないで最後の挨拶をした時

会場から歓声があがって、今日一番の拍手が響いた。

「ありがとう」って言葉が色々なところから聞こえた。

なんて素晴らしいライブなんだろう。

こんなに感動したのは3年前のきらきらライブ以来かな。

きらきらライブでは個人的にCoccoが凄く変わった気がして

人はこんなに変われるんだ、私も変わろうって勇気をもらったけど

今回のライブではCoccoは何も変わってなくて

昔の激しい曲も、今の優しい曲も全部ウソ偽りなく歌えて

なんて素敵なんだと思った。

矛盾しているようだけど、多分生きるという事はそういう事だから

Coccoのライブはまるで人が生きる事を表しているようで

(たとえそれが意図的じゃなくても)

それにたまらなく感動してしまった。

ライブがすべて終わってからも、暫く身動きが取れなくて

私と相方はその場で少し休んでた。

それくらいの破壊力だった。

毎回必ず何かを教えてくれるCocco

今日のライブも本当に素晴らしかった。

あの時あの場所にいられた事が光栄に思えるくらい

最高の時間だった。

どうかあっちゃんが今日よく眠れていますように。

ご飯も食べれていますように。

祈りながら私も眠ろう。

あっちゃん本当にありがとう。

また会いにいくよ。