記憶
今日の晩御飯は餃子。
皮から作ったわけではないけれど
全部一人で作ったのって初めてだ。
小さい頃、母と一緒に作った記憶がある。
母は仕事も出来たけど、家事も手芸も出来て
今考えるとかなり出来る女性だったと思う。
小さいころの記憶って不思議で
そんなに何度も繰り返し教わった訳ではないのに
妙にしっかり覚えている事がある。
餃子の包み方とか、リンゴの皮剥きとかがそれにあたる。
私はとても親不孝者で、我儘に、好き勝手自由に生きてきた。
10代後半くらいから、実家を離れてくらしていたから
母親から家事全般を教わらないで育ってしまった。
小さい頃からお手伝いをするような子供じゃなかったから
今私がやってる料理って、殆ど独学だと思う。
今考えると、身近にあんなに頼りになる先生がいたのに
なんで教わらなかったのかなぁと思ってしまう、どうしても。
もう二度と会う事は出来ないから、余計にそう思う。
私がもし母親になったら
小さいころから色々教えたい。
子供が面倒くさがって嫌がっても、叩き込んでやる(笑)
私がこんなに後悔している事を
二度と繰り返さない様にしないと。
教えるには自分が出来る様にならないといけないから
今更私は、色々な事を学んでる。
でもそれはとても楽しくて充実してる。
私もいつか母みたいになれるんだろうか。
あんな人に私もなりたい。